千葉県市川市の下水道工事を巡る贈収賄事件で、逮捕された幹部職員が市の動植物園の工事で園側から入札の最低制限価格を聞き取っていたことが分かりました。

 市川市下水道部の次長・八田一生容疑者(59)は市が発注した下水道関連工事で、逮捕された武内建設の社長に3回にわたって予定価格などを漏らし、接待を受けた疑いが持たれています。

 市によりますと、八田容疑者はおととし行われた市の動植物園の工事で、入札の前に園側から最低制限価格を聞き取っていたことが分かりました。

 市長に対しては「数字を聞いたことは事実ですが、業者に漏らすことはしていない」と弁解したということです。

 警察は余罪についても調べています。