千葉県市川市が発注した工事の入札を巡り、便宜を図った見返りに飲食店で30回以上の接待を受けたとして市川市の59歳の幹部職員が収賄の疑いで逮捕されました。

 市川市下水道部の次長・八田一生容疑者は市が発注した下水道関連工事の入札で建設会社に便宜を図った見返りに、おととし12月から今年4月までに接待を受けた収賄などの疑いが持たれています。

 武内建設の社長・武内剛容疑者も贈賄の疑いで逮捕されました。

 警察によりますと、八田容疑者は千葉県内や東京都内の飲食店で36回にわたり、合わせて25万円相当の接待を受けていました。

 そして、3回にわたって入札の秘密事項である予定価格や最低制限価格を武内容疑者に漏らしたということです。

 取り調べに対し、八田容疑者は「多数回にわたり、飲食接待を受けていたことに間違いありません」、武内容疑者は「これまでに何度も飲食接待をしていたことに間違いありません」と容疑を認めています。