ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が急落しています。アメリカ経済の先行きに対する警戒感が広がり、一時、700ドル以上値下がりしました。

 1日に発表された7月の製造業の景気に関する指数が市場予想を大きく下回ったことに加え、新規失業保険申請件数が前の週に比べて増加したことでアメリカ経済の先行きに対する懸念が広がりました。

 2日に発表される雇用統計への警戒感からいったん利益を確定する動きも出ています。

 ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は取引開始直後は上昇しましたがその後、幅広い銘柄が売り込まれ、一時、700ドル以上急落しました。

 終値は前の日より494ドル82セント安い4万347ドル97セントでした。

 また、日経平均先物は一時、1600円以上下落しました。

 市場ではFRB(連邦準備制度理事会)が9月に利下げする可能性を示したことに対して「遅いのではないか」という見方も浮上しています。