大手IT企業がカプセルホテル事業に新規参入し、宿泊客の睡眠データを解析する新たな取り組みを始めます。

 NTTデータが運営するこのカプセルホテルには赤外線カメラや集音マイク、体の動きを感知するセンサーなどが備え付けられています。

 深い眠りだった時間の長さや無呼吸の回数など宿泊者の睡眠の状態を測定し、後日、データを送ってくれます。

 宿泊者の睡眠改善につなげるとともに、得られたデータを活用し、食品、製薬など他の業種との連携を加速させるとしています。

 また、今後は固定電話事業などで活用していた局舎などを同様のホテルに改装することも検討しています。

 日本人の睡眠時間は世界で最も短いとされ、睡眠を改善するビジネスへの参入が増えています。

 ホテル業界では宿泊中にAI(人工知能)が脳波を解析するサービスや睡眠専門検査を受けられるプランなど、睡眠を売りにする動きが広がっています。