暑いなかでも涼しく楽しめる「工場見学」が大人気。その人気の理由は。

■“出来立て”も味わえる!明太子工場

 ほど良い塩味と粒々の食感が食欲をそそる、ご飯のおともの常連である「明太子」。

栃木から来た人 「やはり工場の出来立て、プチプチ感もあって最高」

 その出来立てを味わえる珍しいスポットがありました。

 老舗の明太子専門店「かねふく」の自社工場にして日本初、明太子のテーマパークでもある「めんたいパーク」です。

 厳しい暑さが続く夏休み。ここを行き先に選ぶ理由は…。

東京から来た人 「屋内で遊び場もあるので、夏でも来やすい」

 めんたいパークの一番人気は無料の工場見学。

 タラコを塩漬けにし、重さなどグレードごとに選別。数種類の唐辛子などで作られた特製調味液に付けたら明太子の出来上がり。一日約5トンが作られています。

宮城から来た人 「楽しかった。明太子の色々な工程を見られて勉強になった」

 もちろん、見学するだけではありません。明太子3本分をふんだんに使い、めんたいパークのキャラクター「タラピヨ」をあしらった丼ぶりや出来立ての明太子が丸々一本入ったおにぎりなど、ここにしかない明太子メニューを味わえます。

栃木から来た人 「ちょっと辛かったけど、おいしかった」

■予約殺到!シウマイ弁当の工場見学

 横浜市で人気の工場見学。豚肉やホタテの貝柱などを混ぜ合わせ、形を整えます。そう、シウマイです。

 「崎陽軒」の定番メニューが出来立てホカホカの状態で味わえるとあって人気です。

 小学生の目的は…。

横浜市在住の小学生 「自由研究で使うためにメモしていた。シウマイ弁当の歴史とか。お弁当作っているところ、すごかった」

 弁当の紐を結ぶ早業も見どころの一つ。まさに電光石火。

 工場見学にはシウマイ試食セット無料のサービスも…。

相模原市から来た人 「すごくおいしい!」 「白衣着ている人に手振ったら振り返してくれた」

崎陽軒 マーケティング部 山本茜さん 「常に3カ月先まで予約でいっぱい。迫力があるし、たくさんの人が一つの弁当に携わっていることを目で見て体験していただける」

 旅行情報誌の「じゃらん」は工場見学の人気について、入場無料な工場も多く手軽に非日常な体験ができること、コロナ禍でリニューアルした施設が多いことなどを挙げています。