ミャンマーでコメの価格統制に違反した罪で有罪判決を言い渡され、40日以上拘束された流通大手イオングループの日本人駐在員が解放されました。

 イオングループの現地法人で商品本部長を務める笠松洋さん(53)は、軍が定めた価格よりも高くコメを販売したとして、6月に拘束され、その後起訴されました。

 ミャンマーの裁判所は12日、笠松さんに対し、禁錮1年と罰金の有罪判決を言い渡しています。

 一方、実権を握る国軍側は判決後、笠松さんについて、「12日夜に解放された」と発表していて、外交筋によりますと、日本政府側も笠松さんの解放を確認できたということです。

 健康状態に特に問題はないとしています。