盆の入りの13日、東日本大震災で被災した仙台市若林区の寺では墓参りに訪れる人の姿が見られました。

 若林区荒浜の浄土寺は、震災で墓のほとんどに被害が出ましたが、今はおよそ8割が再建されています。

 盆の入りの13日は朝から多くの人が訪れ、墓前に花などを供え震災の犠牲者や先祖の冥福を祈っていました。

 震災で妻、両親、兄、甥を亡くした大学敏彦さん「10何年経ちますけど震災になって年に一度くらいは顔が見たいというのがあります。空から眺めててくれというのが本音、子どもや孫を上から見ててほしい」

 仙台市によりますと、荒浜地区では震災の津波で180人の住民が犠牲となりました。