東京電力は、福島第一原発2号機のいわゆる「燃料デブリ」の試験的取り出しを22日に始めると発表しました。

 東京電力の福島第一原発では、原子炉の中に溶け落ちたいわゆる「燃料デブリ」の総量が1号機から3号機まででおよそ880トンあります。

 東電はそのうち、2号機の格納容器にもともとあった貫通孔と呼ばれる穴に筒を通し、釣り竿で糸を垂らすようにケーブルを下ろして1グラム程度のデブリを回収するということです。

 東京電力は19日に会見を開き、この燃料デブリの取り出しを22日に始めると発表しました。

 取り出し作業を開始してから1週間程度で装置がデブリをつかみ、さらに1週間程度でデブリを入れた容器を回収する予定です。