東京電力福島第一原発にたまり続けている処理水について、東京電力が海への放出を24日午後1時ごろから始めると発表しました。

 東京電力の担当者「本日13時ごろを目途に開始を予定しております。福島第一原子力発電所の事故から今もなお福島の皆様、広く社会の皆様に大変なご負担とご迷惑をお掛けしておりますことを、改めて深くおわび申し上げます」

 福島第一原発では核燃料への注水や地下水、雨水によって汚染水が日々発生しています。浄化設備で取り除けないトリチウムを含む処理水は、タンクに保管してきました。

 政府は、保管量が限界に近づきつつあり廃炉作業の妨げになるとして、海水で薄めた上での放出を22日の関係閣僚会議で決めていました。放出は数十年がかりになる可能性があります。