19日の日経平均株価は、取引開始直後から利益を確定する売り注文が優勢で、6日ぶりに反落しました。

 円高が進み、後場には一段と安くなり、一時700円以上値を下げました。終値は、先週末より674円安い3万7388円でした。

 日経平均は7月に付けた史上最高値から1万円以上下落し、そこから下落分の半分以上を戻した状態です。市場関係者は「投資家にいったん様子見のムードが広がった」とみています。

マネックス証券 広木隆氏 「戻りのめどとして、まず半値。それから、次には6割ぐらい取り戻したところというのは、戻りのいったんのめどとみられることが多いです。ここから、さらに上に買い上がっていくには何か新しい材料がないと、もう買えないよねっていう水準まで戻ってきている」

 もっとも「半値戻しは全戻し」という相場の格言があります。「半分戻す反発力があれば再び高値を回復できる」と言われますが、今後は政治の要素が大きく影響してきそうです。

広木氏 「自民党の総裁選が実質スタートだと思うが、誰が次の自民党総裁になるかで、全然政策とかも変わってきて、株式相場に与える影響も全然違いますので、ここも本当に目が離せない大きな材料だと思います」

 ニューヨーク株式市場でダウ平均は続伸し、日経平均先物は夜間取引で上昇しています。

(「グッド!モーニング」2024年8月20日放送分より)