15日の日経平均株価はマイナスでスタートしましたが、すぐにプラスに転じると上げ幅は一時400円を超え、前日より284円高い3万6726円で取引を終えました。

 今年4月から6月のGDP=国内総生産の実質成長率が、前の3カ月と比べて年率換算でプラス3.1%と、市場予想を上回ったことも、株価上昇を後押ししました。

 15日は「一つの区切りになる日だった」と専門家は指摘します。

マネックス証券 広木隆氏 「15日の取引で非常に重要なことは、日経平均株価が半値戻しを達成したこと」

 先月11日に史上最高値(4万2224円)を付けた日経平均は、今月5日には1万円以上(3万1458円)下落。しかし、その後は上昇を続け、15日までに下げ幅の半分近くを取り戻しました。

広木氏 「日本の株価も半値の戻しで止まらずに、もう少し上値があるという感じがします。そういう意味で注目されているのが、米国の小売売上高です」

 日本時間15日午後9時半、アメリカで7月の小売売上高が発表され、市場予想(0.3%増)を上回る伸び率(前月比1.0%増)でした。

 アメリカの景気減速への懸念が後退したことで、16日朝の日経平均先物も1000円以上の上昇となる(前日比1050円高)の3万7700円で取引を終えました。    16日朝に始まる日本株も、大幅に上昇して始まる可能性があります。

(「グッド!モーニング」2024年8月16日放送分より)