20日もゲリラ雷雨が帰宅ラッシュを直撃しています。各地で停電も発生しています。

■ゲリラ雷雨再び 帰宅ラッシュ直撃

 20日も空は不安定になりました。

 福島県郡山市で発生したゲリラ雷雨。たたき付けるように降った雨、2分後には奥の方に青空が見え始めました。

 午前11時ごろの福島県いわき市。地面を打つ雨音が響きます。たまった雨水は渦を巻くように道路を流れていきます。

 午前11時前のいわき市の上空。大きな雨柱が発生していました。10分後には雨が降り始めると、やがて一面が白くかすみ、土砂降りになりました。

■いわき市“今年一番の雨”

 いわき市では1時間に25ミリの今年一番の強い雨が降りました。

 市内の写真館の目の前にある2車線道路は降り始めから1時間ほどで一部が冠水。水かさは15センチほどあり、店に迫る勢いだったといいます。

 道路の冠水は、いわき市内の複数の場所でみられました。

■停電 関東で一時約3500軒

 台風9号周辺の湿った空気の影響で、西日本から東北で大気の状態が非常に不安定になりました。

 午後3時すぎの栃木市は大雨。那須塩原市でも正午ごろ、天気が急変。市内には大雨注意報が出されました。

 ゲリラ雷雨のせいでしょうか、ライフラインにも影響が。栃木県下野市では約2700軒で停電が起こりました。

下野市在住 「突然、停電になってどうしたのかと思って外に出たら、すぐ大雨が降ってきた」 「(Q.雷の音は?)地響きがなるような音。PCで仕事していたが、突然、画面が消えて、書類保存していないのが消えてしまって『あっ…』って感じ」

■猛暑のなか 再び首都圏で停電

 停電は19日夜の首都圏の強い雨でも。

 各地で雷鳴が響くなか、水戸市では稲光が見えた次の瞬間、2つの明かりが消えました。

 大雨で冠水した道路。誘導員が作業に追われるさなかにも停電です。

 関東では一時、約4万軒が停電。さいたま市では3200軒以上の明かりが消えました。

 猛暑の停電に住民は…。

住民 「6時半から、ずっとこんな感じ。2時間くらい。朝からずっとエアコンをつけていて、その冷気が残っているので、なんとか耐えている」

 東京電力は、さいたま市の一部で発生した停電は雷の影響だと発表しました。