川崎重工が船舶用エンジンの検査でデータ改ざんがあったと報告したことを受け、国土交通省は神戸市の工場に立ち入り調査に入りました。

 国交省が立ち入り調査に入ったのは、船のエンジンを製造している川崎重工・神戸工場です。

 調査では、工場関係者にヒアリングなどを行い、製造現場を確認します。

 川崎重工は船舶用エンジンの組み立て完了後に行う試運転で、検査装置を操作して燃費のデータを書き換える不正が見つかったと明らかにしていました。

 2000年以降に製造したエンジンのほぼすべてにあたる673台で改ざんがあったということです。

 国交省は川崎重工に対し、再発防止策などをまとめ、来月末をめどに報告するよう求めています。