連日のように発生し、年々激甚化するゲリラ雷雨。民間気象会社ウェザーニューズの「ゲリラ雷雨予測本部」に密着し、予測の最前線を取材しました。(8月24日OA「サタデーステーション」)

■進化する「ゲリラ雷雨」予測…精度は?

民間気象会社「ウェザーニューズ」では、気象データやアプリユーザーからの投稿などをもとにゲリラ雷雨を予測しています。投稿画像はAIが解析し色ごとに危険度を表示。ゲリラ雷雨発生の可能性がある地域のユーザーには、アラームを送信し注意を促します。

さらに空の監視強化に向け、今年から導入されたのがユーザーの自宅などに設置してもらうライブカメラ「ソラカメ」です。

サタデーステーションは22日、本部の予測をもとに関東各地に取材スタッフを配置し追跡取材を開始。すると午後1時半ごろ 千葉市に動きがありました。

ウェザーニューズ予報センター 柳井剛さん 「兆候はすでに海上で見えていたので、先手を打ってゲリラ雷雨アラームを送信しているという形です」

その直後、千葉駅周辺でゲリラ雷雨が発生しました。続いての予測は、山梨方面…。

報告・畑中彩里ディレクター(午後2時ごろ) 「予測本部から連絡があり、甲州市方面に向かっています。まだ空は明るいです」

ところが、2時間後には雲行きが怪しくなりました。

報告・畑中彩里ディレクター(午後4時45分ごろ) 「今、ゲリラ雷雨アラームが甲州市で鳴りました。 あちこちから雷が鳴っていて…あ!光った」

予測は的中し、甲州市と近くの甲府市でもゲリラ雷雨で大雨となりました。

ウェザーニューズ予報センター 柳井剛さん 「より身の安全を守れるようなサポートができるように全国展開でより捕捉率を上げていくというところは1つ目標としています」