損害保険最大手の東京海上日動火災は、来年1月に自動車保険の平均的な保険料水準を約3.5%引き上げることを決めました。

 東京海上日動によりますと、自動車保険料の値上げは前回の2.5%に続いて2年連続です。

 今年4月に発生したひょう災など、自然災害で支払保険金が311億円増加したほか、人件費の高騰に伴う工賃の上昇、車の高性能化による修理費用の高額化などが影響しています。    他の大手損保では、損害保険ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和も来年1月に4%から5%程度値上げする方針です。

 自動車保険を巡っては、損保各社が保険料を算出する際の基礎としている自動車保険参考純率が6月に平均5.7%引き上げられています。