khbが行っている、子どもの笑顔を広げようキャンペーンです。食料品を子ども食堂やひとり親家庭などに提供している団体にも、物価高や米不足などの影響が出ています。

 宮城県富谷市に拠点を置くNPO法人ふうどばんく東北AGAINは、寄付れた食料品を子ども食堂や学童保育、ひとり親家庭に提供するフードバンク事業などを行っています。

 khbでも、2022年から本社1階にフードボックスを設置してこれまでに9回、ふうどばんく東北AGAINを通じて宮城県の子ども食堂などへ提供してきました。

 ふうどばんく東北AGAINに集まった食料品を見ると。

 高橋尚子副代表「備蓄しているお米は一見すごいたくさんあるように見えるんですけど、例年に比べて2分の1位にはなっているかと思います」

 このところ、令和の米騒動とまで言われている米不足となっていますが、今の時期は新米の収穫前ということで1年で最も在庫が不足します。

 ふうどばんく東北AGAINの倉庫には約600キロの米がありますが、すぐに無くなってしまうということです。

 高橋尚子副代表「月1回ですね、100世帯のひとり親家庭支援を毎月開催していまして、一気に20袋位は毎月使うので、何とか必死に呼び掛けて集めている状態ですね」

 更に、米不足だけでなく物価高の影響も。

 レトルト食品や缶詰など、おかずになる食材の買い控えが進み、寄付が減っているよいうことです。

 高橋尚子副代表「企業さんとか団体さんがかき集めて寄贈していただいたり、それで何とか回している状況ですね。

 ふうどばんく東北AGAINでは、食料支援だけではなく子どもたちが楽しめるイベントなども定期的に行っています。

 約500人が来場した7月の夏祭りでは、ボランティアスタッフとして地域の子どもたちも運営を手伝ってくれました。

 活動の認知度は年々上がり、私たちがよく知る企業や団体からの寄付も増えているといいます。

 高橋尚子副代表「餃子の王将さんが全国的にやっていただいている支援の一環のお弁当です。子どもが好きな唐揚げと餃子、ソーセージやウィンナーが入っていて楽しみにしているお子さんがたくさんいますね」

 弁当は、ひとり親の家庭や子ども食堂などに定期的に配っています。

 高橋尚子副代表「引き続きたくさんの方に知ってもらってご協力していただかないと、私たちも活動ができないので/本当に力を入れてこれからもやっていきたいと思います」