レバノンを拠点とするヒズボラがイスラエルに大規模な報復攻撃を仕掛けるなか、同じく報復を宣言している後ろ盾のイランの外相が「情勢悪化は求めていない」と語りました。

 イランのアラグチ外相は25日、イタリアの外相と電話会談をしました。

 イランが後ろ盾となっているハマスの前最高指導者が殺害されイスラエルに宣言した報復攻撃については「明確かつ慎重で計算されたものになる」との見方を示しました。

 そのうえで、「我々は情勢悪化を恐れていないが、イスラエルと違い、求めてもいない」と述べました。

 親イラン組織「ヒズボラ」が25日にイスラエルに大規模な攻撃を仕掛けたことに関しては、限定的かつ管理された攻撃に対してイスラエルは時間と場所を予測できず、抑止力を失ったと自身のSNSに投稿しています。