パリオリンピックの開会式でセーヌ川を走り抜けた銀色の馬と女性騎士の衣装がパリ市の庁舎で公開されます。

 パリ市の庁舎の中庭に展示されているのは先月26日のパリオリンピックの開会式終盤に登場した銀色の馬と女性騎士の衣装です。

 馬は高さ2メートル、重さ350キロほどで、主にアルミニウムでできていて、頭部などには銀箔が貼られています。

 この馬にオリンピックの旗をまとって乗っていた女性騎士の衣装も展示されています。

 女性騎士はジャンヌ・ダルクなどの「強い女性」や「セーヌ川」の語源と言われる川の女神「セクアナ」から着想を得たということです。

 セーヌ川を疾走する場面では、馬を設置していたボートの製造会社の女性役員が騎士の役割を果たし、式典会場で本物の馬に乗ってオリンピックの旗を運んだ騎士は憲兵隊の現役の女性隊員が務めたということです。

 銀色の馬と女性騎士の衣装の一般公開は今月29日から来月8日までパリ市庁舎の中庭で行われ、27日からインターネットで予約の受付が始まっています。