前年の猛暑の影響で、米の品薄が全国的に深刻となってます。高温が続き稲刈りの時期が早まるとして、宮城県は適切な時期での刈り取りを呼び掛けています。

 宮城県やJAの関係者が出席した臨時の会議では、県の担当者は昨年に続き気温の高い日が続いたため稲の生育が早まっていると説明しました。

 このため、稲刈りの時期が例年より1週間ほど早まるということです。

 猛暑の影響でこれまでで最も早かった前年と同程度で、早い所では8月末にも刈り取りの時期が来ます。

 時期を過ぎると味や品質の低下につながるとして、宮城県は適切な時期での稲刈りを行うよう呼び掛けています。

 県みやぎ米推進課伊藤晋総括課長補佐「ご自分の田んぼのもみの色を確認していただいて、刈り頃になりましたら速やかに収穫に移れるようにご準備の方をお願いできればと」

 宮城県大崎市では、極早稲種の新米の等級検査が行われました。高温の影響は無く全て一等米と評価されました。

 大崎市のJAの施設では、20日から刈り取った極早生種の五百川3.8トンの品質検査が行われました。

 猛暑の影響が心配されましたが、8月初めから適度な雨があったことなどで順調に生育し、全ての米が最も品質が高い一等米と評価されました。

 農家「一等米をいただいたことは1つの節目として安心したという感じでございます。秋の味覚を味わっていただきたいと思います」

 検査された新米は、宮城県の一部のスーパーなどで販売されるということです。