自民党の情報通信戦略調査会は岸田総理大臣に、SNSなどでの偽情報が問題になるなか、信頼性の高い「放送へのアクセスの確保が必要」などとする提言を申し入れました。

自民党 情報通信戦略調査会 野田聖子会長 「インターネットの時代だからこそ、何か迷った時、これは正しいかどうか不安になった時に国民が確認できる場所としての放送を皆様方にさらなる努力をしていただきたい」

 提言では生成AIの普及などによってインターネット上に嘘や誤った情報が蔓延(まんえん)することへの対策として偽情報に対応する技術の研究開発を進めることや、法的な制度の検討を求めています。

 また、「信頼性の高い情報である放送コンテンツへのアクセスを確保することが必要」としています。

 信頼できる情報を充実させるために「日本のコンテンツ産業の強化」も訴えています。

 また、地震など大規模な災害に備えるため、携帯電話の基地局やテレビの中継局など情報通信インフラを強化する必要性も盛り込んでいます。