ギリシャ中部の観光地「ボロス」の川に100トン以上の魚の死骸が浮かびました。洪水や干ばつなどが原因とみられています。

 ギリシャ中部ボロスの川や港に大量の魚の死骸が浮かび、ギリシャ当局は100トン以上の死骸が見つかったと発表しました。

 国営のアテネ通信などによりますと、去年の秋に起きた洪水やその後の干ばつの影響で、川の上流に生息していた淡水魚が、塩分を含んだ海につながる河口付近に押し出されて、死んだとみられています。

 当局は一日で40トン以上の死骸を回収をしたとしていますが作業が追い付かず、非常事態宣言を出しました。

 周囲には魚の腐った臭いなどが広がり、観光客が減って経済に影響が出ています。