8月31日から2日間にわたり宮城県大崎市の鳴子温泉で開催された全国こけし祭りは、多くの人でにぎわいました。

 31日、全国こけし祭りの会場となった鳴子小学校には、オープン前から300人を超えるこけしファンが列を作りました。

 「栃木県から来ました。工人さんが少なくなっているから、希少価値があるよね」

 多くのファンの中には、東京都から来た安井梨七ちゃん5才がいました。

 安井梨七ちゃん「目とかお洋服の模様が可愛いから好き」

 全国こけし祭りでは、東北に伝わる11系統のこけし約2000本が展示販売されました。

 梨七ちゃんは、母親の節子さんとお目当ての品を探します。

 梨七ちゃんは生後6カ月の頃、節子さんが買い求めたこけしを見てこけしが大好きになったと言います。

 この日も好きな工人の元を訪れ、こけしを買い求めていました。

 「楓さんのクリームソーダが可愛かったから選びました」

 こけし工人志田楓さん「素直な良い子ですごくこけしが大好きで、可愛い子です」

 梨七ちゃんは、節子さんと一緒に全国の産地をまわり自宅には100本のこけしが飾ってあるということです。

 安井節子さん「0才の時に興味があると思ったのが間違いではなかったなと思って。好きなことをずっと続けて好きでいられることがすごいなと思って、成長を感じています。」

 全国こけし祭り実行委員会大沼秀顕委員長「来ていただいて感謝して1年1一回鳴子に来て祭りを楽しんでいただけたらと思いますね」