医薬品メーカーのアリナミン製薬は、睡眠計測サービスを提供するベンチャー企業と共同で、メカニズムが解明されていない疲労と睡眠の関係に関する研究を始めました。

アリナミン製薬 森澤篤社長 「疲れ対象に関する知見と睡眠に関する知見、これが融合するのは世の中においてもない」

S‘UIMIN 柳沢正史社長 「睡眠そのものがまだきちんと理解できていないうえに疲労というのも医学生物学的にはとても難しい分野で、その組み合わせは壮大なテーマと言っても間違いない」

 アリナミン製薬はこれまで疲労についての研究を進め、睡眠との関連に着目してきました。

 日本人の睡眠時間が世界で最も短いとされるなか、睡眠研究で知られる筑波大学の柳沢正史教授が代表を務める医療ベンチャーS‘UIMINとの共同研究によって、疲労と睡眠のメカニズムの解明に挑戦するとしています。

 研究の第1弾として、運動負荷の違いによる身体疲労が夜間の睡眠にどう影響するかを20人の被験者によって解析していきます。