2024年の夏も前年に続き暑い夏でした。宮城県では台風などの影響も印象に残ります。

 8月1日、前年より10日遅い梅雨明けとなりました。猛烈な暑さが続き、仙台では8月の1カ月間で30℃以上の真夏日が24日となり、8月17日には仙台で35.1℃とこの夏3度目の猛暑日となりました。

 仙台市若林区の深沼海水浴場は14年ぶりのオープンとなり、多くの家族連れなどでにぎわいました。

 海水浴客「震災前によく泳いでいて思い出の場所だったので、久しぶりに来られて楽しかったです」

 仙台七夕まつりの前夜には花火大会が行われ、1万6000発の花火が夜空を彩りました。

 6日からの3日間は仙台七夕まつりが開催され、中心部のアーケード街には270本の七夕飾りがお目見えし街行く人を魅了しました。

 3日間の人出は、平日の開催でありながらも約203万人と宮城県の内外から多くの人が訪れました。

 お盆休みの行楽ムードに水を差したのが台風5号と7号です。

 旅館ゆさ遊佐久則さん「夏休みのお盆を中心に繁忙期にあるので、天候不順というのは色々な面で影響がありますね」

 書き入れ時の宿泊施設では、台風の影響でキャンセルが相次ぎ夏の観光業などにも大きな影響を与えました。

 南三陸のさんさん商店街でも台風5号の影響で前年同時期に比べて客足は半分ほどになりました。台風が過ぎ去り、客足が戻ることを期待していた矢先に。

 ホテル絶景の館櫻井達也営業部長「(キャンセルは)60件から70件までいかないくらいかと。松島は8月は繁忙期にも当たりますので、そこでのキャンセル。旅館としては結構大きなダメージになってるかと」

 更に西日本などに甚大な被害をもたらした台風10号の影響で、観光地は再度苦境を強いられました。キャンセルの金額は100万円以上になり、観光業は台風に翻弄された夏となりました。