移民を乗せてアフリカ北部のリビアからヨーロッパに向かっていたボートが地中海で転覆し、子ども3人を含む21人が行方不明となっています。

 イタリアの沿岸警備隊は4日、地中海のランペドゥーザ沖で、転覆したボートにつかまって漂流していたシリア人7人を救助しました。

 生存者の証言では、スーダン人とシリア人の移民28人を乗せ、1日にリビアから出航したボートが、翌日に悪天候で転覆し、子ども3人を含む21人が行方不明になっているということです。

 アフリカからヨーロッパに向かうため、ボートや小型船で地中海を渡る移民が後を絶たず、死亡者・行方不明者は、今年に入って1336人に上っていて、2014年以降では、3万人を超えています。