兵庫県の斎藤知事のパワハラなどを告発した文書の調査を行う百条委員会に、元副知事が出頭し「知事から告発者を徹底的に調べてくれ」と指示があったと証言しました。

 (水野里香記者報告)  片山元副知事への証人尋問は弁護士同席のもと行われていて、「はい」か「いいえ」で答えられるような短めの一問一答形式で尋問がされています。

 百条委員会は元西播磨県民局長が作成した斎藤元彦知事を巡る告発に対する対応が妥当だったのかを調べるにあたり、証人尋問を行っています。

 6日午前10時からは片山安孝元副知事が出頭し、3月に告発文書を入手した知事から「告発者を徹底的に調べてくれ」と指示があったことを明らかにしました。

元兵庫県副知事 「(知事が告発文書について)急ぎ調べてくれと。その内容を、現物を見せてもらった。調べるという行為は私の方でやれという事だったと思う。(知事が)指示をしていたのは間違いない」

 午後からは先月30日にパワハラ疑惑でも出頭した斎藤知事が再び証人として出頭します。知事は6日朝、取材に答えました。

兵庫県 斎藤元彦知事 「百条委員会は大事な場面なので、答えられることをしっかり答えていく」

 19日には兵庫県議会の9月議会が始まり、斎藤知事に対する不信任決議案が複数の会派から提出される見込みで、斎藤知事の発言が注目されています。