南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」の発表から1カ月となるのを前に、気象庁の有識者検討会は地震活動などに「特段の変化は観測されていない」との見解を示しました。

 先月8日に日向灘を震源とする地震の発生を受け、南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が初めて発表されてからまもなく1カ月となります。

 気象庁の南海トラフ地震に関する有識者検討会は今月6日、現在のところ、南海トラフ地震の想定震源域では「地震活動や地殻変動に特段の変化は観測されていない」との見解を示しました。

 そのうえで、南海トラフ沿いではいつ大規模地震が起きてもおかしくないとして、日頃からの地震への備えについては引き続き行うように呼び掛けました。