東京・港区の美容室に侵入し、手提げの金庫を盗んだとして52歳の男が逮捕されました。男はゲン担ぎで拾ったカラスの羽根を帽子に付けていて、捜査員の間で「カラスの高尾」と呼ばれていました。

 高尾道一容疑者は7月、港区の美容室に警備システムを解除するなどして侵入し、現金およそ4万円が入った金庫を盗んだ疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、高尾容疑者は犯行現場への行き帰りでゲン担ぎのために拾ったカラスの羽根を3本付けた自作の帽子を被っていて、捜査員の間では「カラスの高尾」と呼ばれていました。

 周辺の防犯カメラに帽子を被った高尾容疑者が映っていたことから関与が浮上したということです。

 取り調べに対して「東京が一番お金になる」「都内で10件くらい盗みをやった」と容疑を認めています。