イギリスのキャサリン皇太子妃ががんの化学療法の終了をビデオメッセージで明らかにしたことについて、王室ジャーナリストは、キャサリン妃が望んだ表現方法だったと指摘しました。

王室ジャーナリスト ロバート・ジョブソン氏 「ビデオは素晴らしかったです。キャサリン妃はこの特殊な問題について、自分が見せたい姿を表現できたと思います」

 キャサリン皇太子妃は9日、ウィリアム皇太子と3人の子どもたちと一緒に映った異例のビデオメッセージで、2月に開始したがんの化学療法を終えたことを明らかにしました。

 イギリスでは、これまでロイヤルファミリーの病状などが存命中に詳しく語られることはほとんどありませんでした。

 キャサリン妃の伝記の著者で、長年、王室を取材しているジャーナリストのロバート・ジョブソン氏は「貴族出身ではないキャサリン妃がイギリス王室に新たな形をもたらしている」と考えています。

王室ジャーナリスト ロバート・ジョブソン氏 「彼女は王室のやり方に重要なギアチェンジをもたらす人物だと信じています。化学療法を受けると発表されて以来、彼女は皆に愛されています」

 キャサリン妃は今後数カ月間で公務の数を増やす意向を示していますが、がんの治療は継続するということです。