中東レバノンを拠点とするヒズボラのメンバーが所持していた通信機器が一斉に爆発し、在レバノンのイラン大使もけがをしたことを受け、イランの外務省は「大量虐殺だ」とイスラエルを非難しました。

 イラン外務省のナセル・カナニ報道官は17日、「この複合的なテロ行為は大量虐殺の一種だ」と声明を出しました。

 そのうえで、爆発への関与が指摘されているイスラエルに対しては「パレスチナ人を大量虐殺しているだけではなく、地域と国際的な平和や安全を深刻な危機にさらしていることを改めて明確に証明している」と非難しました。

 イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」のメンバーが使う通信機器の一斉爆発を巡っては、在レバノンのイラン大使も巻き込まれ、軽傷を負っていました。