「マツタケ」の季節がやってきました。今年は豊作で安くなりそうなのです。

■マツタケ豊作!いくらで買える?

 長野県産の馬肉と一緒に鍋で煮込まれているのはマツタケ。ホカホカの新米に添えられているのもマツタケ。

 あれもこれもマツタケ尽くし。秋の味覚マツタケのシーズン到来です。豪華なマツタケ料理を提供しているのは長野県伊那市に構える竹松旅館。

 取材をしていると…。

竹松旅館 竹松志げ子女将 「ああ、これも良いじゃん」

 18日に収穫したマツタケが旅館に。

竹松旅館 竹松志げ子女将 「これがきのう入ったマツタケです。こういうのは網焼きにしたり、すき焼きにしたり。サイズで色々違う」

 豊作とあって料理の幅も広がります。そのお味は…。

竹松旅館 竹松志げ子女将 「しっかりしていて、おいしい。甘い。シャキッとカリッと」

 マツタケは料理だけではなく、なんと風呂にも…。

竹松旅館 竹松志げ子女将 「匂いも良くて、体にマツタケの匂いがしみ込んで。去年はやらなかったです」

 去年、長野県のマツタケの生産量はたったの2.5トン。旅館に持ち込まれ始めたのも10月に入ってから。

 一方、今年は9月上旬から持ち込まれ、期待が高まっています。マツタケの山はどうなっているのか…。取材班が向かった先はマツタケ歴65年の藤原儀兵衛さん(86)のお宅。

 その“マツタケ博士”である藤原さんと山に向かうと…。

“マツタケ博士” 藤原儀兵衛さん 「2つある。ここに2本、3本あります。まぁ、こりゃ良い!」

 マツタケが採れる、採れる。

“マツタケ博士” 藤原儀兵衛さん 「2、3、4、5、6本ある」

 長年の経験を生かしながらマツタケを選別します。

“マツタケ博士” 藤原儀兵衛さん 「いや、これ駄目だな。これが一番良さそうだ」

 気が付くと、背中のかごの中はマツタケでいっぱいに。サイズは大小様々。合計2.5キロ収穫しました。

“マツタケ博士” 藤原儀兵衛さん 「きょうのメインじゃないか。ここらが」

 収穫が好調のマツタケ。その理由は天候にあるといいます。

“マツタケ博士” 藤原儀兵衛さん 「(去年は)雨、全然降らないんでね、発芽しない。雨が降るとね、待ち構えていたように一斉に発芽する。今年は去年より良いという期待はしている」

 今年のマツタケはいくらで買えるのでしょうか。

道の駅あおき 若林崇弘代表 「一番高いのは1万9500円。一番安いので3500円。一番毎日安いので4500円。特別3500円というのが出た。お客様は、お手頃なやつが出ているということで購入された」

 この時期、マツタケを中心に販売する「道の駅あおき」。17日は3500円と破格の値段で店頭に並んだマツタケ。生産量が増えると、さらにお得になる可能性も…。

道の駅あおき 若林崇弘代表 「量がいっぱい採れて相場が下がる。マツタケ自体が小ぶり。3500円以下のものが出る可能性はある」

 店頭に並ぶマツタケも日を追うごとに増え続け、スペースも大幅に拡大されています。

道の駅あおき 若林崇弘代表 「200パックくらいはピーク時に並ぶ。去年は本当に遠くから来られても(不作で)買えなかった人が大勢いた。今年は、その分お客に提供できればと思っている」