クロマグロの漁獲量を報告しない、いわゆるヤミ漁獲を行っていたとして宮城県気仙沼市の漁師が書類送検されました。

 漁業法違反の疑いで書類送検されたのは、気仙沼市の漁師の男性(74)です。

 気仙沼海上保安署によりますと、男性は2023年8月から2024年4月までの間、宮城県沖などで取れたクロマグロ計約10トンの漁獲を国に報告しなかった疑いが持たれています。容疑を認めているということです。

 男性は、2023年度だけで漁獲枠の5倍ほどの量を報告していなかったとみられています。

 関係者によりますと、漁港では水揚げされたマグロが漁船からトラックに積まれる様子が目撃されていて、市場に水揚げせずに水産会社と直接取引していたとみられています。