東京都心などで観測史上、最も遅い猛暑日を記録しました。さらにはゲリラ雷雨も。そのきっかけとなっているのが遠く離れた沖縄県に最接近している台風なのです。

■猛暑日×ゲリラ雷雨 なぜ急変?

 18日午後、関東は天気が急変しました。

 土砂災害警戒情報が出された東京。八王子を映したカメラには徐々に雨雲が押し寄せて時折、稲光も見えます。

 東京・檜原村では、強い雨で木々が逃げるように下を向いています。

 埼玉県では一部地域で停電も起きていました。

 マス釣りができる渓流も、その表情を一変させました。

■都心35.1℃ 最も遅い“猛暑日”

 奥多摩にあるマス釣りができる渓流。午後から雨が降り、川は濁流となりました。

ます釣場の担当者 「昼ごろから急に曇ってきて、かなり強い雨が降ったという感じ。(営業再開まで)1カ月くらいになってしまうかも」

 局地的な雨となった各地。岐阜県では雷鳴も。

 なぜ、暑さとゲリラ雷雨。

 かたや長い夏の終わりは、まだ見えません。東京都心では気温35℃を突破。150年の観測史上で最も遅い猛暑日となりました。

 猛烈な残暑とゲリラ雷雨をもたらせたしたのは…。

京都からの観光客 「最悪です。ビチョビチョ」

■「台風14号」が“最接近”進路は?

 この後、沖縄県に接近する台風14号。日本の南の海上を速度を上げながら進んでいます。この台風からの暖かく湿った空気が暑さと局地的な雷雨など不安定な天気をもたらしています。

 国際通りにある土産物店。商品をビニールでカバーするなど備えが進んでいます。

古酒家本店 湖城秀禎さん 「(人出)少ない。もうちょっと人通りあってもいい」

 これで1週間に2つの台風が直撃した沖縄県。観光業の痛手は小さくありません。

ホテルパームロイヤルNAHA国際通り 高倉直久代表取締役副社長 「いつもだとテントなどがあるが、リクライニングなど全部撤去した」

 国際通り近くにあるホテル。風は徐々に強まり、プールを閉鎖せざるを得ない状況です。すでにキャンセルも相次いでいました。

ホテルパームロイヤルNAHA国際通り 高倉直久代表取締役副社長 「9月は特に3連休が2回あり、連休中は単価も高いし、台風が重なるのはだいぶ痛手。100万円弱のマイナス」