東京都交通局は交換業者が都営地下鉄などの車軸の組み立て作業をする際に467本の圧力記録を改ざんしていたと発表しました。

 都によりますと、都営地下鉄などの車軸の組み立て作業を受託している京王重機整備が車輪を差し込む際の圧力の記録について都が定める基準を上回った1本と下回った466本の記録を基準値の範囲内と改ざんしていたと発表しました。

 記録の改ざんは三田線で203本、新宿線で230本、大江戸線で1本、荒川線で33本です。

 いずれも緊急点検で安全性を確認しましたが、圧力の上限を超えた大江戸線の1本については使用を中止して交換作業を実施するとしています。

 データ改ざんの理由について東京都は、18日の時点で京王重機整備から報告はないとしています。