中国南部・深センにある日本人学校の男子児童1人が通学中に男に刃物で刺されてけがをした事件について日本の金杉憲治中国大使は、児童は「現在も病院で治療中だ」と明かしました。

金杉駐中国大使 「親御さんと一緒だったというのは聞いています。現在も病院で治療中を受けているところです。被害者の方の一刻も早い回復を本当に心から願っています」

 金杉大使は事件当時、児童は親と一緒に登校中だったと明かしましたが、中国側からは「残念ながら詳細な説明はない」と述べました。

 中国外務省に対しては事件を受けて申し入れを行い、真相究明と適切な対応を求めたということです。

 また、中国にある日系企業から強い危機感が示されたとして「安全対策はすべてやりたい」と強調しました。