アメリカ大統領選は一進一退の戦いが続くなか、2度目のトランプ氏暗殺未遂事件が起きました。

共和党 トランプ氏 「大変な経験をした。それにしても大統領とは危険な仕事だ。少し危険だ」

 2度目の暗殺未遂事件後、初めて公の場に姿を見せたトランプ氏。

 拘束されたのは58歳のライアン・ラウス容疑者。

 15日、フロリダ州にあるゴルフ場でプレーをするトランプ氏を待ち伏せるため約12時間にわたって潜み、銃を構えたところをシークレットサービスに発見され、逃走。その後、拘束されました。

 CNNなどによりますと、ラウス容疑者はSNSでウクライナを支援してロシアと戦うように強く訴えていて、支援に消極的なトランプ氏に批判的だったといいます。

 事件を受け、ハリス副大統領はトランプ氏の身を案じる電話をしたといいますが、選挙戦では激しくトランプ氏を非難。

民主党 ハリス副大統領 「ドナルド・トランプとその過激な支持者は、この国を後退させようとしている」

 10日の討論会後のロイター通信の世論調査ではハリス副大統領が5ポイントリードしていますが、ニューヨーク・タイムズの世論調査では勝負の要といわれるペンシルベニア州など激戦の7州のうち4つの州で双方の支持率の差が1ポイント未満と拮抗(きっこう)しています。

 大統領選まで約50日。なぜアメリカはトランプ氏に熱狂するのか。彼が描く理想とは。