イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」のメンバーが使う通信機器が爆発したばかりのレバノンで、再び、別の機器数千台が一斉に爆発し死者も出ています。

 アメリカのニュースサイト「アクシオス」は18日、レバノン各地で数千台の無線機器が一斉に爆発したと報じました。

 中東のメディアなどは、レバノン保健省からの情報として、これまでに少なくとも3人が死亡し、100人以上がけがをしたと伝えています。

 17日に爆発したポケベルのような通信機器とは別のものですが、5カ月前の同じ時期に輸入されたものだということです。

 無線機器はヒズボラのメンバーだけではなく、その関係者も使用していたと報道されています。

 17日に標的とされた通信機器には、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関が高性能の爆薬を仕掛けていたと指摘されていて、18日の爆発は第2波という見方が強まっています。