学生の就職活動は空前の売り手市場で、学生の獲得競争が過熱するなか宮城県が工夫を凝らした交流イベントを開催しています。
宮城県への学生の就職を促そうと県が主催した就活イベントには、宮城県に本社や支社を置く企業15社と宮城県の大学や専門学校に通う学生約50人が参加しました。
ゲストは、宮城県出身でお笑い芸人の尾形貴弘さんと宮城県住みます芸人のお野菜太郎さんです。
尾形貴弘さん「宮城県はね、ものすごく良い会社がいっぱいありますから宮城県をお願いしますよ。俺もいずれ帰って来たいから」 お野菜太郎さん「本当にお願いします」
尾形貴弘さん「宮城の学生さんお願いしますよ」
質問コーナーでは、企業に直接聞きづらいことを2人が学生に代わって投げ掛けました。
尾形貴弘さん「それぞれの企業で活躍している人はどんな人ですか。スキルや資格などに特徴があれば教えてください」
製造業担当者「スキルに関しては基本的には最初は必要は無いです。コミュニケーションが取れる人が活躍しているなっていう印象があります」
宮城県が学生の就活に力を入れる理由は、宮城県の学生の首都圏への流出です。
宮城労働局の調査では、2024年春に宮城県の大学などを卒業した学生の宮城県就職率は39.2%と過去最低となりました。
イベントでは食事も用意され、参加した学生たちは食事をしながら企業の担当者に質問していました。
大学生「大事にしていることだったり、やりがいだったりをより詳しく知れたので良かったです」「地域に密着した企業が集まった説明会がなかなか無いので、会社のことを知れて良かったです」
IT企業担当者「人口が減っている実情がありながら、採用するのは非常に厳しくなっています。地元企業としては、東北発展のために少しでも役に立てるようなことを自治体と民間と学生と一緒に作っていきたいと思っています」
宮城県産業人材対策課高橋美幸主任主査「是非自分がどんなふうに働くかイメージが湧かないなという方ですとか、社会人と話してみたいなと考えている方に来てほしいです」