近年不漁が続くサバの資源状況が発表され、来遊量が少ない見込みであることが分かりました。
国の研究機関などが三陸沖などで取れるサバの来遊量について、前年と同じか下回る見込みであると発表しました。
石巻魚市場でのサバの漁獲量は、前年は2万7000トンと過去5年で最低となるなど、全国的な不漁は続く見通しとなりました。
サバの資源量は2013年ごろから増加していますが、黒潮の潮流の変化や海水温が上昇などから近海に移動するサバが減ってきているということです。
水産資源研究所由上龍嗣グループ長「三陸沖では異常ともいえる高水温が続いていて、それが秋冬も続くので三陸沖にサバは来ない、サバは不漁になると予測しています」
一方で、タチウオやアカムツなど南の海に生息する魚の漁獲量は増える見込みで、水産業者は活用方法を検討するとしています。