大正時代に建てられた商家の邸宅、宮城県角田市の齋藤家住宅が国の登録有形文化財に登録されることになりました。
かつて、マルキ齋福の屋号で廻船問屋や呉服屋を営んでいた齋藤家の住宅の主屋、祠(ほこら)、門及び塀の3件が登録されます。
主屋は大正時代の1916年に建てられ木造の一部2階建て、屋根は切妻造りの桟瓦葺きとなっています。
室内の欄間や障子の装飾には、大正時代の職人の細かな技術が注がれています。2階は畳敷きの1部屋で柱や天井など全体が透漆塗り(すきうるしぬり)で仕上げられています。庭園には屋敷神の祠が設置されていて、屋根は銅板葺きで精巧なつくりとなっています。
12月1日には午前10時から午後3時まで無料で一般公開を行うということです。