アイリスオーヤマが、2025年から赤ちゃん用紙おむつの生産を始めることになりました。

 アイリスオーヤマは、製紙大手の王子ネピアから赤ちゃん用紙おむつの生産設備を購入するとともに、王子ネピアのブランドで生産するライセンス契約を結びました。静岡県の富士裾野工場を改修して2025年から生産を始めます。

 アイリスオーヤマは2007年にマスク事業に参入していて、紙おむつでは不織布生産のノウハウを生かせるということです。

 少子化の影響で赤ちゃん用紙おむつの需要は縮小傾向にありますが、自社の販売網を生かし売り上げを伸ばせるとしています。

 大山晃弘社長「紙おむつの市場は出生数と同じ勢いで市場が縮んでいるわけではなく、なだらかに減っている。市場は少ないけれども、我々にとっては大きなビジネスチャンスだと思って参入を決めた」

 アイリスオーヤマは赤ちゃん用紙おむつをヘルスケア事業の柱にする考えで、2027年に約80億円の売り上げを目指しています。