仙台市でパートナーシップ制度がスタートしたことについて、当事者の男性は歓迎する一方でより利用しやすい制度を目指してほしいと話します。

 太白区でパートナーの男性と暮らす小浜耕治さん(62)です。

 小浜耕治さん「やっと始まったかというところで、まずはほっとしているというところです。これまでなかなか表に出られなかった性的マイノリティが、見える存在になっていくというか皆さんに理解してもらえるとなっていくんじゃないかなと思いますね」

 パートナーシップ制度は、生活する上で必要な小さなカミングアウトを手助けするものだと期待する一方、市役所に出向いて職員の前で宣誓することに高いハードルを感じる人もいると言います。

 小浜耕治「私のパートナーはだいぶ高齢だったりするわけですよね。それぞれの事情があって出向けないという方がいらっしゃるわけですよね。書面のやり取りでできるとか、WEBと通じてできるとか、そういったことがやっていければなと思いますね」

 小浜さんは今後、制度が定着して性的マイノリティが特別な存在ではなく当たり前の存在として社会とつながれることを願っています。

 小浜耕治さん「すぐ隣に私たちが暮らしているんだということを実感できるような街にしていってほしいです」