輸送の需要が高まる年末年始を前に、東北運輸局による輸送事業者を対象とした安全総点検が始まりました。

 このうち宮城県多賀城市にあるカメイ物流サービスの営業所には、10日午前に東北運輸局の職員9人が訪れました。

 点検では、運輸局の職員らがドライバーがアルコールチェックを行って運行管理者に報告するまでの流れや、運転前の車両やタイヤの空気圧などの点検の様子などを確認しました。

 2023年に青森県八戸市で起きた大型トラックのタイヤが外れ2人が死傷した事故を受けた重点事項として、ホイールナットの増し締めや緩みを目視できる印をつける作業など、車輪脱落事故を防ぐ対策の実施状況も確認しました。

 東北運輸局川崎博局長「年末年始は人も物も一番動く時期ではありますので、そういう時こそ是非安全安心第一で取り組んでいただければ」

 安全総点検は、1月10日まで行われます。