能登半島地震からまもなく1年となるのを前に復興を後押ししようと、愛知県豊川市で「出張輪島朝市」が開かれました。

 「出張輪島朝市」には、海産物や民芸品などを取り扱う8つの店舗が出店しました。

 輪島塗の蒔絵師・喜三誠志さんは、9月に発生した豪雨災害で、中学3年生の孫・翼音さんを亡くしました。

 会場では翼音さんと一緒にデザインを考えたフクロウの器を販売しています。

翼音さんの祖父 喜三誠志さん(63) 「元気でいてくれたらきょう(28日)が誕生日だった。『私だったらこういうふうにしたら、かわいいと思う』とか。2人で試行錯誤してできたのがこのフクロウのカップ。このカップを使って災害を思い出して備えてほしい」