アメリカのバイデン大統領は今月3日、日本製鉄によるUSスチールの買収を阻止する命令を出しています。

 日本製鉄は6日、この命令には違法な政治的介入があったとして異議を申し立て、無効を求めて訴訟を提起したことを明らかにしました。

 買収を阻止するために共謀して組織的に違法な活動をしたとして、アメリカ鉄鋼大手のクリーブランド・クリフス社の最高経営責任者や全米鉄鋼労組の会長らに対しても損害賠償を求めています。

 石破茂総理大臣は6日、日本の産業界からアメリカへの投資について懸念の声が上がっているとして、アメリカ側に対して買収阻止の理由の説明を強く求めました。

石破総理 「なぜ安全保障の懸念があるのかということについては、それはきちんと述べてもらわなければ、これから先、話になりません」

 日本製鉄は7日午前、橋本会長が会見を開く予定です。

(「グッド!モーニング」2025年1月7日放送分より)