アメリカのトランプ次期大統領は、あすの就任式を前に首都ワシントンで集会を開き、就任初日からの公約実現を誓いました。その就任式に出席するためワシントンを訪れている岩屋外務大臣は、オーストラリアの外相らと会談するなど、次期政権を見据えた外交を行っています。

岩屋外務大臣 「インド太平洋の戦略環境は非常に厳しさと複雑さを増しております。トランプ政権が誕生して、まず最初にクアッド(日米豪印)外相会合が開かれるということは、極めて重要だと思っております」

 岩屋大臣はオーストラリアに次いでインドの外相とも会談し、連携を確認しました。

 この後、日本の外務大臣として初めて就任式に出席します。

 林官房長官は「トランプ新政権が日本との関係を重視していく姿勢の表れだ」と評価したうえで、できるだけ早く日米首脳会談を行い、強固な信頼関係を構築したいと述べました。