ネットなどで誹謗(ひぼう)中傷を受けていた兵庫県議会の元県議が死亡したことを受け、斎藤知事は20日朝、SNSの冷静な利用を改めて呼び掛けました。

兵庫県 斎藤元彦知事 「本当に痛ましい残念なこと。SNSは誹謗中傷ではなく冷静に良い使い方をしていくのが大事」

 斎藤知事への告発文書についての百条委員会のメンバーだった竹内英明元県議(50)は18日夜、死亡しました。自殺とみられています。

 竹内元県議は去年11月、百条委員会を巡るネット上の誹謗中傷などを理由に、県議を辞職していました。

 死亡した後もSNSで「警察の捜査対象だった」「任意の事情聴取を受けた」などの書き込みが続いていますが、兵庫県警の幹部はこれらの事実を否定しています。

 厚生労働省は、悩みを抱えている人には1人で悩まず、「こころの健康相談」などの相談窓口を利用するよう呼び掛けています。

▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556 ▼「#いのちSOS」0120-061-338 ▼「よりそいホットライン」0120-279-338 ▼「いのちの電話」0570-783-556