仙台市青葉区広瀬町にある知事公館は、1921年に旧陸軍第二師団長の官舎として建築され、1965年から知事公館として使用されています。事実上、民営化されることになりました。

 「より多くの県民等に利用していただくため、建物や庭園等の特色を生かした集客施設等として民間資本の導入による活用を目指す」

 宮城県によりますと、近年来賓のもてなしはホテルを利用することが多く、2017年度から2023年度までに知事公館を公務での使用したケースは年1回から7回です。

 維持管理費として年間約700万円掛かることに対し、貸し出しによる収入は200万円ほどにとどまっていました。

 宮城県は3月にも事業者の公募を行う方針で、建物の趣や県指定有形文化財の正門を残すことを条件に建物の改修を認めています。

 夏頃には事業者を決め、早期の開業を目指します。