札幌市でおととし、走行中の車からタイヤが外れ、直撃した女の子が意識不明となっている事故の裁判で、札幌地裁は運転していた男に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

 起訴状などによりますと、若本豊嗣被告(51)はおととし11月、札幌市西区で点検を怠って軽乗用車を運転し、改造したタイヤを脱落させて女の子に重傷を負わせた罪などに問われています。

 また、車の所有者である田中正満被告(51)も道路運送車両法違反の罪に問われています。

 24日の判決で札幌地裁は「事故の危険性を高める改造で悪質」として、若本被告に懲役3年、執行猶予5年、また田中被告に罰金20万円を言い渡しました。

意識不明の女の子の父親 「子どもが殺されたも同然なのに、このような内容で納得できるはずがありません」