フランス南東部のグルノーブルで12日夜、オリンピックの選手村跡地にあるバーに手りゅう弾が投げ込まれ、少なくとも12人がけがをしました。
複数のフランスメディアによりますと、フランス南東部のグルノーブルで12日午後8時ごろ、ライフル銃を持った人物がバーの店内に侵入して手りゅう弾を投げ込み、爆発しました。
少なくとも12人がけがをして、うち2人は重傷だということです。
犯人は現場から逃走しています。
事件が起きたのは、1968年のグルノーブル冬季オリンピックの選手村の跡地にできた、集合住宅が立ち並ぶエリアです。
現場となったバーは主にサッカーをテレビ観戦するために多くの周辺住民が集う店だということです。
地元の検察当局は、背景に違法薬物の密売組織が関係している可能性を指摘していて、「テロ事件の可能性は現時点ではほぼ排除されている」との見解を示しています。